おはようございます。
山梨県甲府市の頭痛専門とき整体院の青山光希です。
最近、朝起きれず頭痛・めまいで学校にいけない。そんな小学生・中学生・高校生が増えています。コロナ自粛以降、学校を休みがちな子供が増えています。怠けているだけ!と決めつける前に【起立性調節障害】かチェックしてみてくだいさい。
起立性調節障害とは
・立ちくらみやめまい
・起立時の気分不良や失神
・動機や息切
・立ちくらみやめまい
・朝起きられず、午前中に調子が悪い
・顔色が青白い
・全身に倦怠感がある
・食欲不振がある
・頭痛がある
・乗り物酔いをしやすい
・夜になかなか寝付けない
・イライラ感や集中力の低下
いかがでしたか?3つ以上当てはまるなら起立性調節障害の可能性が高いです。朝、昼、夕方に1日3回血圧を数日間測定してみましょう。このような症状は「自律神経のバランスが崩れる」ことが原因と考えられます。通常は自律神経が働き脚の血管を収縮させることで血圧を上げ上半身にも十分な血液が流れます。ところがコロナ以降、外出も制限されストレス、不規則な生活、運動不足やスマホゲームなどが原因で自律神経のバランスが崩れています。すると脚の血管が十分に収縮しないため血圧が十分に上がらず、上半身の血流が不足してしまいます。このため朝起き上がることができなくなってしまいます。このような病気を起立性調節障害といいます。症状は1日中続くとは限りません。午後から夕方になると元気になるため『さぼり』と思われやることもよくあります。
小学生、中学生、高校生は思春期のホルモンバランス急激な変化やストレスで起立性調節障害になりやすいと言われています。例えばアイドルグループで活動する吉田美優さんは小学6年生のとき突然、朝起きるのが辛くなったそうです。起きたいという気持ちはあっても吐き気や動悸がひどく起きられない、無理やり立ち上がると今度はめまいや頭痛など学校を休んで午後になると症状は落ち着き元気になったそうです。
美優さんの例でもわかるように午後になると元気になるので『怠けている!』と親に怒られたり遅刻して午後から学校に行って嫌な思いをするとさらにストレスが溜まるという悪循環になります。
起立性調節障害の対処方法
①『起立性調節障害』であることを認めてあげる
・学校に行きたくないんじゃないのか?と思わないことです。起立性調節障害がないご両親はお子さんを叱り、無理やり学校にいかせがちです。約10%の子供たちがこうした症状で悩んでいます。まずはご両親が一番の理解者であることが大事です。おうちは安心という意識が定着すれば症状緩和対策の効果もあがりやすくなります。
②血流改善が低血圧改善
・血圧が低いため、心臓より上位にある脳へ血液が届きにくい状態になっています。これを改善する方法をご紹介します。血圧が低いと脳への血液循環が悪くなり、脳血貧血状態になります。一定の血圧を維持するには水分補給が必要です。起床時にはコップ2杯、1日1.5リットル以上のお水を飲みましょう!
・ウォーキング(足踏み運動)。特に下半身に行った血液を戻してくるには血管を収縮させて筋肉のポンプ作用が必要です。ポンプを働かせるため歩くことが効果的です。特に朝ウォーキングは目に光を入れセロトニンスイッチを入れるためにも有用です。めまいがひどい時は部屋の中で捉まり立ちで足踏みをするだけでも大丈夫です。部屋のカーテンは開けて朝日を取り入れましょう!
・着圧ソックス。足に行った血流を戻しやすくする方法として着圧(弾性)ソックスを利用するのも有効です。脚に血液が溜まるのを防いで起立時の低血圧を改善させます。またウォーキングや足踏み体操などふくらはぎの筋肉を鍛えることで症状の改善が期待できますので、めまいに気を付けて運動を心掛けましょう。ただし運動直後は血圧が低下(運動後低血圧)しやすいので注意が必要です。
以上、原因と対処方法を紹介してきました。思春期のお子さんの体調は敏感に反応しやすいので焦らずじっくりと!ご両親の理解がなによりもお子さんを安心させるお薬です。
起立性調節障害でお悩みの方は山梨県甲府市の頭痛専門とき整体院までお気軽にご相談ください。