おはようございます。
山梨県甲府市の頭痛専門とき整体院の青山光希です。
最近では慢性頭痛と体の歪み(ストレートネック)の間の関係性が雑誌等にも取り上げられたり、話題になることもしばしばあります。当院にご来院される方も「ストレートネックと言われましたが、治りますか?」とよく質問を受けます。でもほんの数年前までは頭痛の専門学会ではエビデンスなし(因果関係はない)とされ、まったく注目されませんでした。当然、雑誌やマスコミで取り上げられることもなかったのです。今はネットや書籍から健康情報を入手できるので患者さんもさまざまな情報をもっている状態です。お医者様はエビデンスのある情報以外は興味がないと聞きます。
頭痛医療の世界では「国際頭痛分類」というルールブックのようなものがあり数年に一度改訂されます。現行改訂版以後、緊張型頭痛と頸椎の関係を指摘される医師は少なくなっています。しかし、カイロプラクター・整体師・鍼灸師の先生方は極めて重要な所見とされ、治療の理論的な根拠とされています。このような先生方の徒手的治療を受けた相当数の方で慢性頭痛や片頭痛の改善が認められています。
このような現実を見れば体の歪み(ストレートネック)と頭痛は無視できない関係と考えられます。前屈みの作業環境に日常的に置かれ、仕事が終わればスマホに没頭し、人によっては歩行中にまでスマホをされるご時世です。このため「体の歪み(ストレートネック)」が日常的に生み出されています。問題はただ単にストレートネックだけでは頭痛を引き起こすことはなく、体のおかしな使い方の習慣によって「体の歪み」を作ってることがポイントになります。このような脊柱の捻れが後頸部筋肉群にかかる負担に左右差がでてくることが頭痛に繋がってくることになります。私は「体の歪み(ストレートネック)」は、慢性頭痛の基本骨格ともなるものであり、これを無視される限りは片頭痛の根本的な改善は得られないと思っております。
私は、専門家の方々が、このように「体の歪み(ストレートネック)」を無視されることによって、極めて多くの慢性頭痛でお悩みの方々を悲劇のどん底に陥れているかを診るにつけ残念な思いしかありません。そして、このように「体の歪み(ストレートネック)」を無視されることによって、慢性頭痛の発症の起点(スタート)が見失われることになり、永久に「片頭痛の本態の解明」には至ることはないと考えております。それ程までに「体の歪み(ストレートネック)」は、慢性頭痛を理解するために重要なものです。片頭痛がいつまでも改善されない場合は、まず、「体の歪み(ストレートネック)」の状態をみる必要があると考えております。